2017年6月議会 おおたけ貴恵 一般質問報告 ①環境コミュニケーションセンターを拠点にごみ減量に向けて市民とともに昭島市が率先して取り組もう

2017年7月28日 10時25分 | カテゴリー: 議会質問

おおたけ貴恵の6月議会の一般質問とその答弁を報告します。

【おおたけ質問】

冒頭一言だけ言わせていただきます。昨日「共謀罪」の趣旨を含む組織的犯罪処罰法改正が成立しました。良識の府である参議院法務委員会で審議を打ち切り、参院本会議で直接採決する「中間報告」で成立を強行する与党側の動きに私は危機感を感じています。

とんでもないことです。

さて、ただいま議長の指名をいただきました。これより通告にしたがい、一般質問をします。

今回の質問の趣旨は、第5次総合基本計画の施策を進めていくには、やっぱり市民主体による協働のまちづくりを真ん中に据えるべきという視点でお聞きします。そのためには職員が市民の力をエンパワーメントする力、行政のコーデイネート力が大事な鍵となるのではないでしょうか。
大綱1.環境コミュニケーションセンターを拠点にごみ減量に向けて市民とともに昭島市が率先して取り組もうについて、お聞きします。
本会議初日で高橋議員もゼロウェイストを取り上げていました。また拡大生産者責任について取り上げていたことを心強く思います。 ゼロ・ウェイストとは、ごみゼロ(いわゆる出てきた廃棄物をどう処理するか)ではなく、そもそもごみを出さないという考え方です。高橋議員も取り上げていた葉山町の特徴は、市民が積極的に楽しくごみ減量を普段から主体的に考えて実施していることです。「ごみっぺらし通信」は、葉山町が進めるゼロ・ウェイストのボランティアスタッフ(通称「ごみへらし隊」)による町民目線の広報紙です。町内のスーパーマーケット店頭での配布や、町内回覧を行っています。

昭島市においても市民との協働という視点でごみを減らすための取り組みとして参考になるのではないでしょうか。
さてゼロ・ウェイスト計画をもつ葉山には注目すべきごみ減量策があります。それは葉山で生まれた「バクテリアdeキエーロ」という生ごみ処理機です。

「自分の家から出た生ごみを燃やすせいで、葉山町の焼却場の近所に住む方に煙で迷惑をかけたくないと思って」 と語るのは、「バクテリアdeキエーロ」製作者の市民の方の言葉です。葉山町のごみ焼却場は町の中にあり、そこから上る煙をよく目にしていました。自宅で生ごみを減らすことができたら、焼却場の煙を少し減らせるかもしれないと思ったことが、生ごみ自宅処理の始まりだったそうです。

キエーロの仕組みは、いたって単純です。いろいろな生ごみ処理の機械を試し、土壌について勉強し、ようやくたどり着いたバクテリアdeキエーロは、「黒土の中に生ごみを入れると分解されてなくなる」という当たり前の、しかし今は忘れられがちな仕組みでした。ベランダでも気軽に取り組める生ごみ処理機です。臭いもなく、手軽に取り組めることは魅力的です。

現在その仕組みに注目し、生ごみ減量の施策に関心をもつ自治体で広がっています。近隣の国立市では市役所で実証実験をしながら、市民へモニター事業として進めています。

そこでお聞きします。

細目1  ①昭島市において、環境コミュニケーションセンターを拠点に、先ほど紹介した生ごみ処理機等を市が率先して使い、生ごみ減量に向けて、どのような施策が適切か等、市民とともに実証実験をしてはどうでしょうか。

以前指摘しました生ごみ処理機への補助金をつけるだけでなく、検証すべきことを提案しました。その点については今後の市の取り組みを注視しています。

今回は、本来の目的である生ごみ減量へさらに一歩を進める施策として、バクテリアdeキエーロ等の実証実験やモニター事業に市が率先して行う取組みについて提案します。いかがでしょうか。

②生ごみ処理のモニターに関しては、条例に基づいた廃棄物減量等推進員が46名います。廃棄物減量等推進員について、市民公募しつつ、推進員とともにごみ減量へ取り組んではいかがでしょうか。考えをお聞かせください。

次に細目2 市民との協働による落ち葉の銀行事業へ取り組もう について、お聞きします。 落ち葉銀行事業とは、緑のリサイクルを積極的に進めるため、市民との協働により実施しています。例えば府中市では、登録市民団体が公園等で収集した落ち葉を預金とみなし、市が回収した上で腐葉土化しています。翌年、預金した落ち葉の量に合わせて、腐葉土を引き出すことができる制度です。腐葉土の出荷に伴い、放射性物質の測定をしています。

②昭島市において以前は落ち葉を腐葉土にしていました。現在どのように処理をしているのでしょうか。現状を教えてください。

③落ち葉の銀行事業への取り組みをしてはどうでしょうか。

【答弁者:環境部長】

ご質問の1点目「環境コミュニケーションセンターを拠点にごみ減量に向けて市民とともに昭島市が率先して取り組もう」についてご答弁申し上げます。

初めに、「生ごみ減量に向けて市民とともに実証実験をしよう」についてであります。ご質問中の国立市においては、平成27年度中に実施した「ミニ・キエーロ」モニター事業について、昨年11月に結果報告書が作成され、公表がなされており、モニター事業の結果といたしまして、「ほとんどの生ごみを入れることができ、臭いや虫の発生がほとんどなく、手間が少なく継続的に使うことができると感じている方が多いという傾向があることが伺える」とする一方で、「分解量に限界があり、自然の力を使っているため、必ずしも衛生的・安定的・継続的に使えるわけではないので、全ての人が必ずうまく使えるわけではないことが分かる」との考察もなされております。

こうしたキエーロを利用した生ごみ減量に向けた実証実験等につきましては、他市の事例、報告等を参考とし、先ず、環境コミュニケーションセンター等において、市職員により、その効果や課題等を具体的に確認した上で、その後、どのような事業展開を図っていくことが効果的であるかということについて研究して参ります。

また、廃棄物減量等推進員につきましては、一般廃棄物の適正な処理及びごみの減量のための市の施策への協力その他の活動を行うとされておりますように、ごみの減量に向けては、積極的に活用して参りたいと存じます。

次に、「市民との協働による落ち葉の銀行事業へ取り組もう」についてであります。

落ち葉銀行は、東日本大震災における福島第一原子力発電所の放射性物質漏えい事故以前は比較的多くの自治体において実施されていたようであります。本市におきましても、道路清掃等により集められた落ち葉を腐葉土化し利用していた時期もございましたが、同様に東日本大震災以降、中止いたしております。

環境コミュニケーションセンターを拠点としての落ち葉の銀行事業につきましては、現在、環境コミュニケーションセンターを含むエコ・パークの土地は防衛省から国有財産使用許可を受け使用しておりますことから、無償使用許可を行う場合の用途の範囲を確認いたしますとともに、その実施方法等について研究して参ります。

いずれにいたしましても、市の喫緊の課題であるごみの減量化に向けたご提言につきましては、その実現性や経済性等を総合的に判断し、実施可能なものから順次、積極的に取り組んで参ります。