2018年6月議会 おおたけ貴恵 一般質問報告 ①市民主体による協働のまちづくりをすすめよう(3)市民参画で豊かなまちづくりをすすめよう

【おおたけ質問】

(3)市民参画で豊かなまちづくりを進めようについてお聞きします。

①市民参画で豊かなまちづくりを形成していく政策の一つとして、市民活動支援事業があります。市民活動支援事業の現状の課題、今後の展開の考えをお聞かせください。

②多くの市民に市民活動を知ってもらい自らも参加 しようという意識を高め、市民活動団体にも活動内容を広 く PR する機会を与えたいという考えのもと、「市民が選ぶ市民活動支援制度」の導入を昭島市においても考えてみませんか。

③昭島市教育委員会は、(5月19日に)「市民ニーズを活かす・つなげる あきしま会議」を開催されました。市民参画とは多様な場面で展開されています。社会教育課が市民ニーズを活かし、つなげようとする動きを高く評価しています。昭島市には、何度も私もこの場でも取り上げさせていただいている市民との連携の指針があります。今後この会議の課題をどのように庁内での連携に活かされていくのでしょうか。

【答弁者:市民部長】

次に、市民参画で豊かなまちづくりをすすめようについてであります。

本市の市民活動支援事業は、市民と市の協働によるまちづくりを推進することを目的に、市民団体が自主的に行う福祉、保健、教育、環境等にかかわる公益的なまちづくりの活動事業に補助金交付をしてまいりました。平成28年度には制度の一部見直しを図り、公益的な事業への補助となる事業支援部門に加え、新規事業への補助を行う立ち上げ支援部門を開設いたしたところです。しかしながら、制度改正以降3年間の実績は事業支援部門4件、立ち上げ支援部門2件であり、有効に活用されていないことが大きな課題として表れております。

今回御提言いただきました、他市で実施しております「市民が選ぶ市民活動支援制度」は、市民への市民活動の周知と参加、及び市民活動団体の活動内容をPRできる施策の一つとして効果的な例であると認識しております。しかしながら事業の実施に際しては、市民団体間の公平性や、市民団体自体の成熟度等の課題もあります。本市としましては、ご提案の内容も含め市民活動支援事業のあり方について検証をし、公益性のある取り組みとして魅力あるまちづくりに向け、どのような支援が可能なのか、先の制度改正にとどまることなく、さらなる研究をしてまいります。

次に、「市民ニーズを活かす・つなげる あきしま会議」の課題をどのように庁内連携に活かされていくのかであります。本事業は、社会教育・地域活動に携わる方々のための研修会として、市民が活動をして行くうえで、どんなことを実現したら活動が活性化するかなどを話し合い、共に考えるワークショップを主目的として、教育委員会において開催されました。今回、実際に市民活動者から様々な報告を聴きあい、相互に意見交換をする中で、参加者が互いの活動に学び、また、今後のそれぞれの活動へのヒントやつながりを見つける機会となったという意味で、有意義な方法であったと認識しております。

このような市民団体相互の意見交換や情報交換につきましては、市民団体と連携している市の部門や社会福祉協議会においても実施をしております。庁内には「市民団体の支援に関する情報交換会」が開かれており、連携をしながら事業課題を共有し協力し合う体制を整えておりますので、本研修会の取組を参考に、より充実した内容を検討してまいります。

今後も市民連携のコーディネートを着実に推進し、市民連携推進のための指針に基づきます顔の見える関係づくりや、市民団体活動と市との協働事業の連携を深め、よりよい市民団体の支援に努めてまいります。