2016年12月議会 おおたけ貴恵 一般質問報告 ②地域が一体となって子育て・子育ちを支える体制を充実しよう
【おおたけ質問】
大綱2.地域が一体となって、子育て・子育ちを支える体制を充実しよう についてお聞きします。
お隣の福生市のトップページには、「子育てするなら福生」と掲げています。共働き 子育てしやすい街」ランキングで、「福生市は全国2位」の評価をされ、有名雑誌が首都圏101自治体を対象に実施した調査でも、「子育てしながら働きやすい街」として、「福生市は三ツ星の最高ランク」とも評価されたそうです。
待機児対策、保育料等の施策だけでなく、市内商店街と協力し、ふっさ子育てまる得カードという子育て支援の事業を全国初で取り組んでいます。西東京市においては、協働事業として、子育て世代の市民とともに市内の子育てを支援する商店を発掘し、集め、シンポジウムをし、地域が子育てしやすいまちであることを市民とともに取り組んでいます。
そこでお聞きします。
細目1.子育て支援パスポート事業について、お聞きします。
①子育て応援とうきょうパスポート事業の趣旨、目的、昭島市との連携はどのようにしていますか。
②子育て応援とうきょうパスポート事業の申請実績など把握しているのでしょうか。
③昭島市内の民間事業者の登録状況を教えてください。
④子育て支援を応援する基礎自治体では、独自のサービスにも取り組んでいます。
東京都が取り組む、子育てをしている世代の支援の充実を図るために昭島市も独自にさらなる子育て支援パスポート事業に取り組んではどうでしょうか。
細目2.地域が一体となって、子育て・子育ちを支えるための連携についてお聞きします。
①昭島市でも子育てを応援している市民、民間事業者の情報を伝える取り組みをさらに充実してはどうでしょうか。民間事業者の有料事業も含め、情報が一元化された発信について、取り組んではどうでしょうか。
②まずは利用者である当事者ともに昭島市に在住の子育て子育ちの情報を発信する有効な方法について、意見を聞き、作るということに取り組んではどうでしょうか。
【答弁者:子ども家庭部長】
ご質問の2点目、地域が一体となって子育て・子育ちを支える体制を充実しようの(1)子育て支援パスポート事業についてご答弁申し上げます。
平成28年10月から子育て応援とうきょうパスポート事業が始まりました。本事業は、子育て世帯の負担軽減や、社会全体で子育て家庭を応援する機運を高めることを目的として東京都が実施するものであります。
中学生以下の子どもがいる家庭、または妊婦のいる世帯を対象として、各種の割引及び優待サービスや、ミルク用のお湯の提供、授乳やおむつ替えのスペースの提供を行い、子どもを連れての外出を支援するサービスなどを協賛店にて行っております。
利用方法につきましては、利用者がスマートホンなどによりデジタルパスポートをダウンロードし、協賛ステッカーの貼ってある協賛店に提示することによりサービスを受けることができます。
また、市役所には、紙媒体のパスポートも設置しておりますので、パスポートにお子さんの氏名、生年月日を記入して、ご利用いただく方法もございます。
パスポートの申請につきましては、各媒体を用いて個々にご利用いただいており、申請者数並びに利用実績を捉えることは困難であります。
市内でご利用いただける協賛店は、現在10箇所となっております。協賛いただける企業や店舗は、随時、東京都へ申請していただき、ご登録いただくことができます。
なお、本事業は地域により利用の取り扱いが異なる場合もございますが、平成29年4月までには、全都道府県においても東京都内と同様のサービスが受けられる予定でございます。
本事業につきましては、既に市の広報やホームページにてお知らせしているところでありますが、利用者数、協賛店の登録数ともにまだまだ周知の必要な状況であると感じております。
今後、多くの子育て世帯に利用していただけるよう、また、市内の多くの店舗で利用できるよう、周知方法の工夫に努めてまいりたいと存じます。
次に、ご質問の2点目(2)地域が一体となって子育て子育ちを支援するための連携についてご答弁申し上げます。
子育てを応援している市民、民間事業者の情報を伝える仕組みについてでありますが、現在、子ども子育て支援課では、あきしま乳幼児支援制度案内「きらり」という冊子を作成し、地域支援の窓口等で配布をしております。また、10月からはその冊子をデジタルブック化し、ホームページにも掲載しているところであります。
この冊子に掲載されている市民サークル等の情報につきましては、昭島市社会福祉協議会の「昭島ふれあいほっとサロン」に登録している団体のうち、子育てに関係する団体や、子育てグループネットワークに登録している子育てサークルを掲載しております。
いずれも、実費負担程度の参加費は必要ですが、非営利団体であることから、少しでも多くの方に知っていただきたく掲載をしております。
冊子には、有料の子育て関連の民間事業者等の掲載はしておりません。
民間事業者につきましては、独自で営業活動ができるため、公平性の観点から掲載は難しいものと考えております。民間事業者の有料事業等におきましては、市のホームページのバナー広告等を利用していただきたいと考えます。
昭島市に在住の子育て子育ちの情報を発信する有効な方法について、意見を聞き、作ることはどうか、につきましては、先ほどご答弁申し上げましたように営利目的の民間事業者の掲載につきましては現在考えておりません。
営利目的の民間事業者の情報を提供する事につきまして、幅広く多角的に情報等を収集する中で調査研究してまいりたいと考えております。
【2回目以降質疑応答】
(質問内容・主旨)
市内の民間事業者の登録はどのような状況か
(答弁内容・主旨)
市内協賛登録業者数は5事業所、展開する店舗は10ヶ所となっております。
・イトーヨーカ堂(昭島店、拝島店)
提供内容→ お湯の提供、おむつ替え・授乳スペース、商品の割引
・マクドナルド(昭島店、ザ・ビッグ昭島店、拝島イトーヨーカ堂店、中神駅前店)
提供内容→ 商品の割引(各店共通)、キッズスペース(昭島店のみ)
・モスバーガー(モリタウン昭島店、拝島店)
提供内容→ 商品の割引(中神店)、お湯の提供(モ
リタウン昭島店、拝島店)、おむつ替えスペース(拝島店)
・コープデリ昭島センター
提供内容→ 景品の提供、その他
・うさちゃんクリーニングモリタウン店
提供内容→ 商品の割引
(質問内容・主旨)
利用者数、協賛店登録事業所数のいずれも少ない状況にあるが、PR活動についての考えは
(答弁内容・主旨)
本事業のPR活動につきましては、市の広報にて、協賛店の募集(7/1広報)、子育て応援パスポート事業開始(10/15広報)をご案内いたしました。
市のホームページ「福祉のひろば」内の子育て支援のサイトにおけるご案内も行っております。
また、市役所の子ども子育て支援課窓口の掲示板へのパンフレットの掲示と、パンフレットスタンドへの設置を行っております。
事業が開始されて間もないこともありますが、協賛店の登録数や利用の状況から、利用世帯への周知が行き届いていないと感じております。
パンフレットの送付部数も限りがあり、保育園・幼稚園、小・中学校へお配りすることができませんでした。配付部数の追加につきましては、東京都に確認をしているところでございます。
また、周知の方法につきましては、ホームページ等への掲載方法の工夫に努めてまいりたいと存じます。
協賛店の登録につきましては、関係部署との連携により商工会などへの働きかけにつきましても努めてまいりたいと思います。
(質問内容・主旨)
他の自治体では独自のサービスを実施しているところもあるが、昭島市として独自のサービスの実施に取り組んではいかがか
(答弁内容・主旨)
全国共通のサービスが展開されるところでございますので、本市といたしましては、独自のサービスを行う予定はございません。
引き続き、本事業のサービスの周知への協力に努めてまいりたいと存じます。