2018年6月議会 おおたけ貴恵 一般質問報告 ① 市民主体による協働のまちづくりをすすめよう(2)「アキシマクジラ」「ちかっぱー」を活かした昭島市が取り組む商標戦略について

【おおたけ質問】

(2)「アキシマクジラ」「ちかっぱー」を活かした昭島市が取り組む商標戦略を活かしたまちづくりをしよう についてお聞きします。

昭島市のウェブサイトのキッズページにおいて、「アッキー&アイランの自己紹介」や「アキシマクジラ」の秘密で、子どもたちの興味をわかせ、見やすくわかりやすく積極的に情報発信を取り組んでいることを評価します。

おおぜいの市民が「アキシマクジラ」「ちかっぱー」「アッキー&アイラン」に慣れ親しみ、キャラクターを活用し、昭島市の良さを発信するファンになっていくことへさらに取り組んではいくことを今回は提案します。

国分寺市は、市のイメージキャラクター「ぶんじほたるホッチ」の市民への無料貸し出しをする市の市政戦略室の記事が新聞に先日掲載されていました。

福生市には市の公式キャラクター「たっけ」がします。福生市民の方から結婚式にたっけーを招待した話を伺いました。それも一人や二人でなく、複数の方から自慢げに話をうかがいました。

羽村市の「はむりん」は、市の公式「はむりんページ」で、はむりんグッズやラインスタンプ等を市民に広く使って欲しいと情報発信しています。とくに羽村市の特長は、はむりんを商品化することを発信しているのです。「羽村市公式キャラクターはむりんの形状及び名称の使用に関する基準」に基づき、有償・無償を問わず、「はむりん」を活用したグッズなどを作りたいという個人・事業者・団体を募集しています。そこでは、「はむりん」を使った商品のアイデアをお持ちの方は、ぜひ商品化に向けてご連絡をお願いしたいと発信し、市では、皆さんに作ってもらった「はむりんグッズ」を、市公式サイト・広報はむらで紹介したり、イベントでの販売を支援したりと事業者の皆さんと一緒になって取り組んでいます。また、製作するのは難しいけど、グッズの販売はできるという事業者には、商品の紹介も行う予定とありました。

武蔵村山市のムラッパーは、むさし村山ストリートダンス協会が実施団体となり、オリジナルキャラクター「ムラッパー」と、オリジナルダンス「Everybody Dancing 熱いぜ!村山」を活用し、市外のイベントに参加し、武蔵村山市の地域ブランド認証商品の販売拡大と知名度アップを図っています。

さて昭島市では商工会でクジラの金型を製作し、どら焼きを商品化することが進んでいると聞きました。商品化ができることを楽しみにしています。昭島市においても近隣自治体のように、市のキャラクターが一体となり、市民や事業者や団体が商品化することを情報発信という形で応援してはいかがでしょうか。

そこでお聞きします。

①「アキシマクジラ」と「アッキー&アイラン」と「ちかっぱー」の商標登録の現状はどのようになっていますか。
②市民、事業者、団体等、おおぜいの市民が無料でキャラクターの貸し出しができるようにするため、またキャラクターを活かした商品化を支援するような要綱や基準書等の作成をしてはどうでしょうか。
③「アキシマクジラ」「アッキー&アイラン」「ちかっぱー」を活かした昭島市が取り組む商標戦略を活かしたまちづくりを市は今後どのように考えていますか。

【答弁者:市民部長】

ご質問の1点目、市民主体による協働のまちづくりをすすめようについてご答弁申し上げます。

はじめに、「アキシマクジラ」「ちかっぱー」を活かした昭島市が取り組む商標戦略についてであります。

まず、商標登録の現状につきましては、「アキシマクジラ」は平成30年3月23日に、水道部のキャラクターであります「ちかっぱー」は平成30年3月9日に、また、市制施行60周年を記念し市の公式キャラクターに認定いたしました「アッキー&アイラン」は平成29年1月27日に商標登録をいたしました。

次に、キャラクターの無料貸し出しについてであります。

「アッキー&アイラン」につきましては、商標使用に当たっての要綱等を規定し、関係団体等への提供を行っておりますが、「アキシマクジラ」や「ちかっぱー」は、市主催のイベント等を中心に活用を図っており、貸出に当たっての要綱や基準書等を規定するには至っておりません。

「ちかっぱー」は、子どもたちはもとより、多くの方に親しみを持っていただいているキャラクターであると認識しており、今後は、市の公式キャラクターへの移行も含め、ご紹介いただきました他市の要綱や基準書等を参考に、活用方法について検討をしてまいります。

なお、キャラクターを活かした商品化の支援についてでありますが、総合戦略に位置づけた「あきしまの水ブランド構築推進事業」において、あきしまの水ロゴマークを商品に活かしたPRやあきしまの水を活用した商品開発に努めております。本事業との整合を図りつつ、現在、作成を進めている「アッキー&アイラン」キャラクターグッズの活用方法も踏まえ、今後の検討課題とさせていただきます。

また、ご質問にもありましたとおり、商工会では、クジラ金型によるタイ焼きを模したクジラ焼きの検討をすすめているところであります。

市のみならず昭島市商工会や昭島観光まちづくり協会と連携を図りながら、効果的な本市オリジナルの商品化等についても連携してまいります。

いずれにいたしましても、本年1月1日に新種の個体として認定された「アキシマクジラ」であきしまのまちを再度盛り上げてまいりたいと考えており、「アッキー&アイラン」とタイアップした学名付与事業を展開するとともに、各種イベント等での「ちかっぱー」の活用を図り、先ずは、市内外に対するキャラクターの知名度を高め、その上で、より効果的な商標戦略の展開につきましても検討してまいります。