2018年9月議会 篠原ゆか 一般質問報告 ③市民が使いやすい居場所について

【篠原質問】

市民が使いやすい居場所について質問いたします。

市内にある公共施設を利用する市民の方々から日々様々なお声をいただきます。市民の方たちが市内にある公共施設を気持ちよく使い、次回もまた使いたいと思う場所であってほしいと考えます。また、クールシェアで夏は公共施設で過ごそうというとりくみもあることから、もっと市民にとっての使い勝手がよくなる公共施設を目指していただきたいと考え、質問いたします。

快適なつかいごこちを目指す会館、公共施設の在り方についての基本的な考え方とクールシェアの取り組みの経過、今年の夏の利用度はどのくらいだったのでしょうか、お聞かせください。

以上で質問を終わります。答弁をお願いいたします。

【答弁者:企画部長】

御質問の3点目、市民が使いやすい居場所について、御答弁申し上げます。

初めに、快適な使いごこちを目指す会館のあり方についてであります。市の公共施設は、それぞれの設置目的や運用基準に従い、管理運営がなされております。

設置目的に応じて、おのずと利用者の年齢層なども異なってまいりますが、共通して求められることは、公共性と安全性であります。

公共性につきましては、子どもから大人まで、また高齢者や障害者にも、誰もが分かり易く、便利に使えることであり、安全性につきましては、日々の利用においても、緊急時や非常時においても、安心してご利用いただけることと捉えております。

これらを前提といたし、快適な使いごこちを目指すという意味におきましては、利用中はもとより、利用後におきましても、気持ち良く施設を後にしていただけるよう、施設環境を整えることが大切であります。

そのためには、施設の衛生面や適切な維持管理に努め、利用者の声に真摯に耳を傾けながら、心のこもった対応をしていくことが、公共施設の快適な使いごこちに繋がるものと考えております。

市民の皆様にとって、また利用したい、いざとなったらあの施設に行こう、と思っていただけるよう、身近で快適な公共施設に向け、引き続き努めてまいりたいと存じます。

次に、市の公共施設におけるクールシェアの取組みについてであります。東日本大震災以降の電力逼迫時から、電力の需給に弾力的に対応するため、併せて、地球温暖化の防止やヒートアイランド現象の緩和につなげる取組の一つとして、公共施設におけるクールシェアを実施してまいりました。この取組みの中で、熱中症対策の視点に立った、避暑的な利用にも配慮し、対象施設には順次、冷水器を設置いたすとともに、本年7月の冷水器設置完了までの間、あきしまの水ペットボトルを配布するなど、柔軟な対応に心がけてきたところであります。

ご質問のクールシェアの利用度につきましては、集計結果がまとまった本年7月の利用者で、対象25施設の合計が、2,177人となっております。

今夏は、異常気象ともいえる猛暑が続いておりましたが、熱中症対策の駆け込み寺としても対応し得るよう、引き続き、深層地下水100%の美味しいあきしまの水で水分補給をしていただきながら、快適かつ安心してご利用いただける施設運営に向け、努めてまいります。