つつじヶ丘ゴルフ場が大規模開発 一般質問で確認できたことをお知らせします。
まだ詳細情報がないなかでの質問でしたが、今回めざしたのは以下の点です。
★昭島駅北口のゴルフ場開発についてあらゆる手段で今ある環境保全にむけて交渉をすること。
★計画決定前の情報公開と説明会の確実な開催を求めていくこと。地区計画策定の交渉をすること。
★住環境を守るための視点とすること。
★大規模開発ついて都市開発対策審議会で審議されるが、多数の当事者市民の意見聴取は困難である。計画決定前に確実に意見聴取を行うことを申し入れること。
★今後市民参加のまちづくりを確実にできるように「まちづくり条例」を策定すること。
質問のやりとりの主なものをお知らせします。
市の計画との整合性の担保について
Q:1 昭島市都市計画マスタープランとの整合性を担保するための対応は。
A:1 都市計画マスタープラン、総合基本計画をはじめ、市民参画を得て策定した各種計画がある。開発事業者に対し、これらを踏まえた開発計画の検討を求める。
Q:事業者からの事前相談はあったのか。相談は一社か。
A::事業者が開発の意向を示した後、開発相談いうより挨拶に近い形だが、物流施設を検討している会社とそのコンサルティング会社。そして今まで土地を所有していた会社
との挨拶程度の顔合わせがあった。具体的な内容がまだ示されていない。大規模な開発のため、通常とは異なるが、まずは市の方針をよく理解してもらうため、管理職レベルで説明していく。
情報公開・市民の意見聴取について
Q2: 市民への開発に関する情報開示及び意見聴取の考えは。
A:2 昭島市宅地開発等指導要綱で事業計画の同意・協議申請を行う前に、近隣への計画の周知・説明及び必要に応じた説明会の開催等を求めている。誠意をもって対応すべき事項であると捉えている。
Q:事業所による開発についての説明会は要綱で責務とされているが、説明にとどまらず市民の声を聴取、反映されるタイミングで行うことを求める考えは。
A:市も同じ考えである。
交通対策について
Q;道路問題、交通渋滞問題への対応は、警察との協議が必要とのことだが、渋滞が日常的なエリアであり、最大限の関与が必要では。
A:交通渋滞や交通事故は大変危惧している。ここまでの大規模な事業については広範囲にわたるため、市の力では足りないため警視庁の指導を求めたい。
緑地保全ついて
Q:緑地確保ついて開発指導要綱に定められている以上の緑地確保の交渉はするのか。
A:都市計画マスタープランでみどりの拠点とされており、それに相応しい開発を求める。
Q:旧事業者の協定、覚書について都市計画審議会で説明されていたが、新事業者と同様の協定について交渉の予定は
A:旧土地所有者と総合的な協定、個別協定、覚書を結んでいた。たとえば代官山緑地の保全も含めて新事業者に引き継ぐと聞いている。新事業者と締結することになると考える。
地区計画・まちづくりガイドラインの策定について
Q:この地域に地区計画がないのはなぜか。
A:地区計画は土地所有者の理解、協力が必要。かつての土地所有者に昭島駅北側の地区計画、地区整備計画策定の際ゴルフ場エリアを含めた提案をしたが、その時点ではそのままにするので制限をかけたくないとの意向だった。
Q:新事業者に地区計画の交渉の余地はあるのか。
A:挨拶の際にはこの場所の都市計画マスタープランの位置づけを話している。
同様にみどりの拠点と位置づけている立川基地跡地昭島地区では緑化率を都条例より高く設定している事例を紹介しそういった制限が必要になることを伝えている。
Q: 切り売りされた場合、事業者が増える可能性がある。まちづくりガイドライン策定の考えは。
A:立川基地跡地開発については土地所有者が確定していないためにガイドラインを策定しているが、当該地の所有は一社あり、協定、覚書で対応可能である。
市民参加を保証する「まちづくり条例」策定について
Q:まちづくり条例の制定の考えは
A3:まちづくり条例に規定されている内容は、開発許可の基準の他、都市計画手続きや市民参画によるまちづくりに関する規定等、自治体により多様。
大規模開発事業について本市では独自の条例により設置している都市開発対策審議会において審議している。条例制定の必要性又は内容について、検討する。