GLP昭島プロジェクトの環境保全策を徹底すべき

1年前、昭島市議会で「GLP昭島プロジェクトについて昭島市の上位計画と整合し法令に則ったものとなるよう真摯な協議を昭島市に求める陳情」が全会一致で採択されています。市の計画と整合性がとれず、住民の安全・安心や命への懸念も残るまま拙速にプロジェクトが進むことは到底容認できません。今回は環境保全について質問しました。

温室効果ガス対策を徹底すべき

現在計画中のデータセンターは、日本最大規模であり、市全体のCO2排出量の約4倍、電力消費量も約6倍と試算されています。CO排出量が市の地球温暖化対策実行計画と桁違いであることに対し、市は、空調やサーバー等を最新の高効率機器とし、使用電気の更なる削減、PUE(電力使用効率)の向上に努めること。調達するエネルギーを再生可能エネルギー100%電気の導入を求めているとのことです。それらの実施とともに施設に入居予定のテナントへの徹底もGLPに求めるべきです。

確実なヒートアイランド対策を

GLPは排熱シミュレーションで周辺への環境に大きな変化はないとしていますが、データセンターの排熱は市全体の排熱の約3.5倍にも及ぶ試算をする専門家もいます。この対策として市は包括的な協定を検討しているとのこと。環境対策、防災、交通、地域貢献など全般の項目を設定。そのなかで排熱ふくめて検討との答弁でした。
7月19日には岩永やす代都議、立川市あべみさ市議とともに、CO2排出削減と排熱対策について東京都知事に対し要請を行いました。

水循環の促進を

ヒートアイランド対策だけではなく水循環の保全・促進のために樹木を1本でも多く残すことや、木が少ないエリアには植栽をすべきです。さらに雨水の再利用も、すでに市から事業者に求めているものの、再度、必要性を訴えました。

GLP昭島プロジェクトについては様々な課題が山積する一方で、課題解決がはかられるよう、質問の機会を捉えて取り上げ続けます。