2024年12月一般質問:大綱③GLP昭島プロジェクトについて

12月議会の一般質問が終わりました。
1時間の質問持ち時間のなかで、一問一答方式を選び、毎回質問に臨んでいます。
一問一答の再質問前、1回目の質問と市の答弁を以下に書き出します。

※再質問部分については、任期中は市の公式HPの動画からご覧頂けます。以下リンクの23分30秒ごろから一問一答が始まります。
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/akishima/WebView/rd/speech.html?council_id=51&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=29&target_year=2024

【林質問】
 大綱3、GLP昭島プロジェクトについて。
細目1、諸課題について。
同プロジェクトは、都民が注目する開発計画ですが、先月はテレビ放映もなされ、さらに市内外の関心が高まる状況です。これまでるる質問してまいりましたので、端的に伺います。
1点目、東京都環境アセスメントに関連し、お伺いです。環境影響評価審議会からの評価書案への答申や事業者からの評価書提出の前段階で、昭島市宅地開発等指導要綱に基づく同意協議申請が出されました。環境アセスメントの審議を軽視していると捉えられておかしくない状況で、企業姿勢としていかがなものかと市民からもお声をいただきます。市の見解をお答えください。
また、複数の審議会委員が指摘していた市民とのコミュニケーションの欠如からの不信感については、今月実施予定の公園ワークショップ以外、事業者と市民が対する機会が見えてきません。市民とのコミュニケーションは十分と捉えているか、お答えください。
2点目、市が過去、事業者に出した意見書、要請書では、多岐にわたる懸念を具体的に示していますが、事業者の最新の計画はそれらを踏まえたものになっているのでしょうか。計画に反映されていない項目については、今後どのように対応するかお答えください。
以上、趣旨をお酌み取りいただき、明確な御答弁をお願いいたします。

【都市計画部長】 
御質問の3点目、GLP昭島プロジェクトについて御答弁申し上げます。
諸課題として、3点御質問いただきました。
初めに、事業者が環境影響評価書を提出する前の開発申請についてですが、昭島市宅地開発等指導要綱において申請条件に関する規定はありませんので、特段問題はないと考えております。ただし、御質問の開発事業につきましては、東京都環境影響評価条例に基づく手続中であることも鑑みた協議が必要であると考えております。
次に、開発事業者と市民との双方向のやり取りについてですが、東京都環境影響評価条例に基づく手続において、事業による影響を不安に感じる声や周辺住民との話合いの不足の声などが都民から多く寄せられていることから、東京都環境影響評価審議会において、また環境影響評価書案に対する都知事の審査意見書として、事業の実施に当たっては、地域住民への丁寧な説明など、地域と連携し、対策を検討していくことが重要であるとされていると認識しています。
本市は、開発計画が明らかになったときから一貫して、事業者に対しまして市民理解の必要性を申し上げ、そのための開発事業者の誠意ある対応について求めてまいりました。住環境が大きく変化することを不安に思う市民の気持ちを十分理解した対応を引き続き開発事業者に求めてまいります。
なお、12月に開催される開発に伴う公園整備に係るワークショップにつきましては、市民に愛される公園とすることを目的としたものであり、本市といたしましては、御質問の双方向のやり取りとは別であると捉えております。
最後に、市の要請書等の開発計画への反映についてですが、本市は多岐にわたり要請や意見、申入れ等を行っております。そうした中、令和4年2月の開発事業者説明会で示された土地利用計画は、建物の集約化等によりまとまった緑を確保する計画に変更されるなど、本市のまちづくりに対して一定の御理解をいただいております。
一方、強く求めています事業による発生交通量の抑制については、予測台数は従前どおり5800台とされています。しかし、計画へ反映されていないものの、従業員用のシャトルバスの運行等により発生交通量の抑制に努めるとの回答も得ております。
本市といたしましては、引き続き、安全で安心な住環境の保全を図るため、開発事業者との協議に努めてまいります。