2016年3月議会 おおたけ貴恵 一般質問報告 ③学校跡地をリノベーションし、科学センターや環境教育等に活かしていこう
【おおたけ質問】
最後に 大綱3.学校跡地をリノベーションし、科学センターや環境教育等に活かしていこうについてお聞きします。 近隣の立川市では、立川八小の理科室を使って、科学センターを運営しています。廃校になった小学校の跡地内であるたまがわみらいパークでは、春休み期間中こども食堂を開設します。廃校をリノベーションした世田谷のものづくり学校や千代田区のアーツ千代田等、基礎自治体は公共施設の活用に特色ある取り組みをしています。
今後、市民との連携や協働で、地域の社会的課題を解決する新しい公共としての取り組みが必要な機能をつくりだしていく動きは、昭島市にとっても大事な視点ではないでしょうか。ただ市民にとって「拠点」「場所」の問題は深刻な問題です。 そこでお聞きします。 細目1.拝島第4小学校の跡地を市としてどのようにするのか、今後の進め方、またつつじが丘南小学校の今後についてお聞かせ下さい。
細目2、市民とともにつくるあきしまらしさをいかした運営について、お聞かせ下さい。
環境活動に積極的に取り組む市民はたくさんいます。拝島第4小学校の跡地が多摩川沿いという立地も活かし、環境活動をしている市民と連携し、昭島の環境拠点にしていく考えはありませんか。
つつじが丘南小学校にある理科室、家庭科室、図書室等の既存の教室の設備を活用してはどうでしょうか。既存の図書室を不登校の居場所の活用としても使って欲しいとの市民の声もあります。既存の教室には設備が整っています。そのような今ある設備を活かすという視点も必要です。
例えば教育センター内にある既存理科室を科学センター的な機能として活かしてはどうでしょうか。児童センターパレットでは、毎年東大生を招き科学遊びを企画する教員や子育て中の保護者らの市民団体もいます。運営を担うことができる市民もいます。市の考えをお聞かせ下さい。
以上、明快な答弁をお願いします。
【答弁者:企画部長】
ご質問の3点目、学校跡地をリノベーションし、科学センターや環境教育等として活かしていこうにつきまして、ご答弁申し上げます。
初めに、拝島第四小学校跡地及びつつじが丘南小学校の今後についてであります。拝島第四小学校の跡地につきましては、具体的な施設の利用方法が検討されるまでの間、地元自治会などへも説明する中で、暫定的な利用として、校舎については、一部市の施設として、また、ロケーションサービスの撮影にも使用されております。グラウンドにつきましては、少年野球など地域団体への利用に供しているところであります。
つつじが丘南小の跡地につきましては、(仮称)教育福祉総合センターの建設を予定しておりますが、工事が始まるまでの間は、これまで通りの利用に供してまいるものであります。
また、現在策定に努めております「公共施設等総合管理計画」は、市が保有するすべての公共施設等を中長期的、かつ、経営的な視点を持ち、公共施設のより効果的・効率的な管理・運営の徹底を図るための、今後の公共施設等のあり方についての基本的な方針となるものであります。
この計画の策定後、その方針を踏まえ、拝島第4小学校の跡地活用の検討を行うにあたっては、財政状況等も勘案する中で、地元自治会をはじめ、地域住民のご意見も伺う中で、慎重に対応してまいりたいと考えております。
次に、細目2点目の市民とともにつくるあきしまらしさを活かした運営についてであります。
拝島第4小学校跡地を環境拠点にとのことでありますが、先ほども申し上げましたとおり、現時点においては、暫定利用に供しており、具体的な計画はございませんが、新たな施設となりますと、その整備や運営におきましても、先ずは、確固たる財源の確保が必要となってまいります。
これらも含めた総合的な検討が必要となりますが、今後、検討するにあたりましては、議員からいただきましたご意見も一つの視点として、周辺地域のご意見も伺い、活用方法について、慎重に対応してまいりたいと存じます。
次に、(仮称)教育福祉総合センターの既存施設の活用についてであります。既存校舎につきましては、一定の改修を行い、教育センター、男女共同参画センター、子育てひろばなど、複合的な施設として運営する予定であります。既存の理科室等は手を加えず、そのままの活用を考えております。
(仮称)教育福祉総合センターの整備にあたりましては、先般、市民ワークショップを開催し、市民のご意見も伺ったところであります。
現時点におきましては、科学センター等での活用は想定しておりませんが、多目的な利用に供する予定の理科室等につきましては、今後、運用面でどのような活用が図れるか、検討してまいりたいと存じます。