12月議会報告「地域共生社会の構築を見据えた市民参画・市民協働について問う」
◆子ども・若者未来対策推進計画について
子ども・若者は、権利の主体です。子どもの権利について認識を深め、確実に実践に繋げる必要があります。現在策定中の子ども・若者未来対策推進計画では子ども・若者参画が期待されましたが、計画策定委員会に子ども・若者がいません。子ども・若者が当事者として参画すれば、主権者意識を高めながら、よりニーズにあった施策が展開され、子ども・若者が希望を持てる計画にできたのではないでしょうか。パブリックコメント募集や、策定後の計画についてのアナウンス等で、子ども・若者にも分かるような周知を求めました。また、意見聴取・反映の取り組みの一つとしてワークショップを実施してゆきたいとの答弁がありました。子ども主体で公園・遊び場、児童館、地球温暖化等々について意見交換から施策提案まで繋げるような仕組みをつくることを求めました。 現在この計画についてパブリックコメントを募集中です。
◆市民参画・市民協働について
子ども・高齢者・障害者など全ての人々が、世代や分野を超えて丸ごとつながり、地域、暮らし、生きがいを我が事として共に創る「地域共生社会」の構築が求められています。その実現にはあらゆる施策において,市民参画・市民協働の視点を持ち実践するための仕組みづくりが必要です。しかし、市民協働の具体例を問う質問の答弁はその視点が足りないものでした。共通認識を持つために職員向け研修が必要と質問。研修を行うとの答弁でした。
また、NPO・市民団体等からの提案内容を取り入れ、協働関係を構築しながら事業実施をする提案型協働事業実施、地域課題の解決や魅力ある地域づくりに向けた市民活動・地域活動の支援を目指す市民協働センター設立を求めましたが、すでにある公共施設を核とするコミュニティ協議会運営の事例のような手法を考えるとの答弁でした。市民参加条例・住民参加条例制定により、確実に参画を位置づけることを求めました。制定の考えにいたってないと答弁。引き続き、機会を捉えて質問していきます。