12月一般質問報告

持続可能な農業を実現し、昭島の魅力を高めよう

◆人にも環境にも優しい農業について

2015年の都市農業振興基本法制定以降、農地の位置づけが、あるべきもの・残すべきものとなりました。また、農林水産省は「みどりの食料システム戦略」を策定し、2050年までに耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%に拡大する目標を掲げています。農薬や化学肥料の更なる利用減はコスト削減、さらには人にとって安全で、土の劣化やそれに伴う農産物の栄養成分不足、水の汚染防止など生き物・環境にも優しい点が重要 です。

そこで、昭島市で安全な農産物生産を拡充する糸口となる減農薬推進事業について、生産者へのアンケート実施の提案。また、市内2件のエコ農産物認証生産者については、消費に繋がるよう、市民に対する情報提供を求めました。学校給食については、全国的に地場・有機栽培作物を求める動きが高まっています。市民部としても昭島市の持続可能性や、魅力向上に繋げられるよう生産者へのサポートをするべきで、今後の取り組みを注視します。

 

◆昭島の農地を維持するための取り組みについて

地場野菜を利用する飲食店をHP等で紹介してマッチングの促進や、市民への周知を求めました。現在、生産・直売マップをHPから公表していますが、情報更新に課題があります。容易に更新ができ、昭島産野菜の情報を一元化できるグーグルマイマップ等の活用を提案しました。次回の更新時に取り組むとの答弁が得られ、今後を期待します。また、市民ニーズが高い体験農園ですが、昭島市産業振興計画での農業者ヒアリングでは、体験農園を増やしたいが人手不足との回答があります。その解決も兼ね、体験農園・市民農園等で指導者や援農ボランティアを養成し、農園を増やすべきと質問しました。その他、市民協働の農家レストランや、海外で貧困対策や福祉対策として展開されるコミュニティガーデンの農福連携での展開を提案しました。今後も様々な角度から提案していきます。