2024年度昭島市食育シンポジウムに参加

昭島市ではテーマを変えながら「食育シンポジウム」を開催しています。
本年のテーマは「朝食を食べよう!~朝食習慣の定着に向けた取組~」でした。

事例発表

昭島市学校給食課栄養士による事例発表で、起床から登校まで60分を確保することで、朝食を食べる習慣、睡眠不足感の解消、排便の習慣に繋がる健康教育活動としての「グッドモーニング60分」の推進。

起床から登校まで60分を確保しようと 呼びかける「グッドモーニング60分」活動

60分を確保しようと
呼びかける「グッドモーニング60分」活動

夏休み食育親子クッキング教室、給食時間を活用した食育指導、朝食レシピの紹介などの取り組みが紹介されました。

基調講演

武蔵野市内の小学校主任教諭による講演では、学ぶ喜びを大切に調理体験をしたり、楽しみながら自然と理解を促す工夫がこらされた取り組みが紹介されました。

パネルディスカッション

市内小学校長、主任養護教養、栄養士もパネリストに加わり、様々な視点から意見がでました。

  • グッドモーニング60分を推進しているが、昨今は、メディアの問題が大きく、睡眠時間確保含めた1日の過ごし方も大きな課題
  • 武蔵野市の栄養士と先生との連携が参考になる。
  • 学校が家庭と歩調をあわせることも必要。昭島市では、給食だよりという媒体や、PTAによる給食試食会がある。今後は家族の関わりやつくる喜びを感じられる大事な機会でもある食育クッキングを充実させるとよいのではないか。また保護者と直接話す機会としては、過去市内小学校保護者会に栄養士が呼ばれた例はある。

以上、食に向き合う様々な実践がなされていることが分かりましたが、児童生徒のみではなく保護者理解を深める必要性も実感しました。

つつじが丘小学校給食が2025年4月から調理業務が委託となります

4月から調理作業と洗浄作業、清掃作業等が民間事業者に委託されます。今回、学校給食運営審議会での議論を経ずに厚生文教委員会で議案があがりましたが、今後の民間委託にあたっては前もって議論・検討することを求めました。また、質の維持のために、検証はしっかりする必要がありますが、そのひとつの方法として委託後の児童へのアンケートは実施すべきです。